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 日研ニュース2021年1月発行600号掲載「この人に聞く」第83回
          九州地区長・田中 英文氏
(水無月会支部)


田中地区長 8月中旬、北山ダムのダムサイトにて40〜45cmの数釣り




避難池を下流から望む




上流から望む





避難池には竹で魚の隠れ家も
造られた





平成29年10月22日のダムサイト。
水位は此処から更に5m下がる予定




ダムサイトにおける魚の捕獲作業
だろうか?台船が小さく見える




ダムサイトは田んぼ状況。
貯水率3%





貯水率3%。水は白濁り。
それでも「魚のは生き延びている」ように見えた




11月1日、ワカサギ釣りで賑わう
ダムサイト。貯水率28%

   山形県新庄市だけでなく、九州でも「池の水ぜんぶ抜く」が起
こった。但し、こちらはTVの企画ではなく、農林水産省の工事に
伴うもの。そして、スケールが大きい。九州を代表する名釣り場
・北山ダムにおける、「ダムの水ぜんぶ抜く」からへら鮒を守っ
た人々の活躍を紹介します。同様な事例が起こった場合、是非参
考にしてください。
本誌 今年は新型コロナ禍のため、地区長会でお目にかかるこ
とができず残念でした。長く九州地区を支えてくださり、更に
北山ダムのへら鮒救出に活躍くださり、ありがとうございま
す。まず、お生まれは?
田中 昭和34年4月27日生まれの61歳です。
本誌 差支えなければ、お仕事をお教えください。
田中 福岡市役所で技術系公務員として勤務しています。
本誌 魚釣りは子どもの頃からですか?
田中 父が海釣り川釣り全般だったため、小学校に上がる頃か
ら一緒に行ってました。しかも住んでいたのが福岡市内、早良
区(さわらく)の室見川(むろみがわ)沿い。
本誌 室見川、知ってます!春になると、TVのニュースで
「室見川にシロウオが上がってきました」と紹介される。
田中 有名ですね。但し、上がってくるのは河口近辺まで。河
口から1キロのところに堰があるため、自分が生まれた上流ま
では来ません。
本誌 「踊り食い」が、春の風物詩としてニュースで映りま
す。
田中 川に網が張ってあり、誘導される形でシロウオが入って
くる。新鮮どころか、活きてるのを川沿いの店で味わうことが
できます。
本誌 どうやって食べるのですか?
田中 丼に泳いでいるのを小さな金網で掬って、酢醤油に潜ら
せる。口の中でピクピク動き、のど越しがトロトロして美味し
い。踊り食いが有名ですが、お椀、玉子とじ、天ぷらも出てき
ます。ところが近年、川底や環境の変化から室見川での漁が細
り、シロウオの確保に苦労しているようです。
本誌 関東でもシラス(イワシの稚魚)の獲れたてを食べるた
め、相模湾まで行く人がいますが、踊り食いはできません。そ
のシロウオの室見川が、地区長にとって最初の釣りの舞台だっ
たのですね。
田中 そうです。父と並んでのハヤ釣り。関東のヤマベです
ね。福岡でも佐賀でも、ハエではなくてハヤと呼ぶ。
本誌 エサは?
田中 釣具屋で栗虫を買っていった。細く切ったうどんをサナ
ギ粉にまぶして使うこともありました。
本誌 釣った魚は?
田中 家に持ち帰って腸を抜き、焼いてから醤油とザラメで甘
炊き(関東の飴炊き)して食べてました。佐原でお土産にする
ワカサギの甘炊きのイメージですね。但し、ワカサギより大き
い。10p以上になります。
本誌 海は如何でしたか?
田中 父と舟を出しての夜釣り。20歳までイサキ、アジ、ケン
サキイカを釣ってました。本誌 九州のケンサキ、呼子港の活
き造りで有名ですね。東京で云うヤリイカでしょうか?
田中 同じようで微妙に違うらしい。
本誌 東京の寿司店は冬はスミイカ、夏はアオリイカ。関西の
司店は冬はハリイカ、夏はケンサキ。博多は?
田中 春先と秋はアオリ、夏はケンサキ。ケンサキの方が美味
しいと思います。
本誌 ケンサキを釣って…どうやって食べるのですか?
田中 そのまま舟の上で料理して、透明なのを食べます。素麺
のつゆとみりんを舟に持ち込み、綺麗なバケツに同量を入れ、
釣れたケンサキを放り込む。すると、出汁を吸って沖づけ状態
になる。活き造りの刺身より好きでした。
本誌 墨は?
田中 もちろん、バケツの中で墨を吐く。イカ、出汁、墨。全
て一緒です。今でも水無月の会員である宮本さんが、親戚が船
を持っていて、この沖づけをやってます。
本誌 イカは夜釣りですか?
田中 そうです。灯りで寄せ、イカスッテと呼ばれるトゲトゲ
した疑似バリで釣る。食いが悪い時は、イカスッテにサンマの
切り身を括り付けると効果があります。アジやイサキも夜釣り
なので、横にイカスッテをつけた竿を置いておく。イカが乗る
と、竿がぐ〜んと曲がります。
本誌 獲れ立てを食べられるのは海釣りの大きな魅力ですね。
ところで、へら鮒釣りは?
田中 18歳からです。近所にへら鮒釣りする人がいて、高校生
の頃、北山ダムに何度か連れていってもらいました。
本誌 結果は?
田中 ビギナーズラックで釣れたのです。竿は15尺、グラスロ
ッドで重かった。エサはマッシュに赤へら青べら程度。浮子は
トップが交換できるの…何と云ったかな。
本誌 栄作でしょ!私が高校生の頃から売られていて、当時の
総理大臣(佐藤栄作)と同じ名前だったので、よく覚えていま
す。
田中 そうだ、栄作。ボディから上に軸が出ていて、ムクとパ
イプが交換自由な浮子。これを2本か3本持ってました。ハリ
は大きかった。がまへらみたいな形の9号10号。天神ワンドま
で曳舟で行き。自分でロープを張って木にとめる。型は大きく
ても尺、小さいのは7寸。当時は放流していなかったと思うか
ら、自然繁殖でしょう。北山ダムへの本格放流が始まったのは
昭和50年代後半、それまでは自然繁殖のへら鮒が釣れていたの
です。 
本誌 北山ダムをGoogleすると「嘉瀬川下流域の灌漑を目的と
して昭和25年に農林水産省九州農政局が築き、委託を受けて佐
賀県の土地改良区連合が管理している」とあります。
田中 九州農政局嘉瀬川上流支所の人々も一緒に管理にあたっ
ているようです。
本誌 さて、今回ダムが干されたのは何故ですか?
田中 完成から60年以上経過し、老朽化したため、最深部にあ
たるダムゲートを修理する必要が生じたのです。
本誌 最深部に手をつける以上、ダムを干さなくてはなりませ
んね。
田中 工事は平成27年〜31年の5カ年計画。ダムゲートの修理
と同時に、ダムの湖岸の補強も行われることとなりました。
本誌 湖岸の補強とは?
田中 山崩れなどで湖岸が崩れるのです。北山ダムの周りは公
園化されて遊歩道やサイクリングロードになっているため、道
が壊れると遊びに来る人がケガをする。道幅も狭まってしま
う。更には崩壊が水中まで及んでダムを壊す。水を落とした時
を利用し、のり面に吹き付けて、普段は水に浸かっている部分
まで補強することとなりました。
本誌 なるほど。確かに水を落とさないとできません。
田中 修理や補強に加え、もう一つの大きな目的が堆積した土
砂の浚渫除去です。山からの土砂、のり面崩壊による土砂が常
に流れ込むため、ダムは放置しておけば土砂で埋まり、やがて
は死んでしまう。
本誌 どのダムも「堆積土砂への対策」に苦労していると聞き
ます。ゲートを空けて流す方法もあるけれど、川や海に多大な
影響を及ぼすし…。
田中 堰堤付近は土砂というよりヘドロですね。ともあれ、再
生事業と云うべき大工事でした。
本誌 工事の実施をどうやって知ったのかですか? 
田中 平成26年、舟宿しのはら荘と話していて「こういう事情
で工事の説明があるよ」と知らされました。 
本誌 驚かれたと思います。そして、どうされたのですか?
田中 平成26年に行われた説明会に参加を希望し、オブザーバ
ーとして加わりました。ダムで生計を営む人々を対象とした説
明会で…ダムで生活している人、地元の集落の人、30人ほどが
来ていました。
本誌 舟宿への補償の話とか出たのですね。
田中 いや、北山ダムの場合、舟宿への補償はありません。
本誌 え!舟宿はダムで生計を立てているのでしょ?
田中 そうではあるけど、北山ダムには漁業権がない。舟宿は
湖面利用権しか持っていないのです。「お願いしてダムを使わ
せてもらっている」形のため、補償は発生しません。かなり揉
めたと思います。
本誌 となると、遊びのへら鮒釣りなど考慮の対象にもならな
い。
田中 そのとおりです。私もギャーギャー言うと「ならば放流
しなくて結構です。釣りもしなくて結構です」となりかねな
い。そうなったら最悪でしょう。だから、あまり強く言えな
い。といって相手の言い分をそのまま聞くわけにもいかない。
これが難しく、駆け引きが大変でした。
本誌 確かに大変です。どのようにへら鮒の救出作戦を進めたのですか? 
田中 農水省九州農政局に面会を求めたところ、嘉瀬川上流支所の支所長から「打ち合わせたい」
と連絡がありました。最初の協議は平成26年2月25日。こちら側は副部長の本浜大一さんと私、先
方は所長以下5名。
本誌 どのような説明があったのですか?
田中 「ある程度水を落として、ダムゲートの状況を見ます。部品の交換は潜水夫が潜って行う予
定ですが、難しいと判断されれば、ダムの水を全て抜く必要があります。水を半分落とした時点で
調査して決めます」とのことでした。
本誌 巨大なダムゲートは部品も巨大でしょう。水を抜く必要がありそうに思えます。
田中 会って話したのは3回ですが、その後、嘉瀬川上流支所の所長や設計課長と電話で30回以上
話しました。
本誌 結果は?
田中 結局、潜水夫による作業はヘドロの堆積が激しくて無理と分かり、平成28年、工法の変更が
決まりました。
本誌 「ダムの水ぜんぶ抜きます」になったのですね。
田中 そのとおり。平成29年10月に「全て抜きます」と知らされました。
本誌 エライコトです。
田中 事実、平成29年10月には水が殆どなくなりました。では、へら鮒をどうするか?最初はダム
の下流にあたる川に網を張り、魚を受け止めることを考えていました。
本誌 ダムゲートからの大水流の中、へら鮒が落ちる。網で受け止める。そんなことが上手く運ぶ
のでしょうか?
田中 結局、川をイケスとして利用する案は却下となりました。理由は…下流の川、すなわちダム
の直下に網を張って魚を溜めれば「ダムの外側に施設を設ける」ことになる。それはまずい。「あ
くまで北山ダムの工事の範囲内、すなわちダムの内側で解決する必要がある」となったのです。
本誌 お役所らしいですね。
田中 それに代わって、ダムの上流に避難池を造って魚を移すこととなりました。減水状態のダム
で網を引いて魚を集め、トラックで上流に造った避難池へ移送する。工事終了後、ダムの水位が回
復して避難池を覆えば…魚が泳いでダムへ戻る。
本誌 壮大な救出作戦です。
田中 しかも此の池、魚の保護に加え、ダムにとって悩みの種である土砂流入の受け皿ともなる。
正に一石二鳥でした。
本誌 素晴らしい案です!
田中 なお、九州農政局から「工事にあたって自然を破壊し、其処に棲んでいる生き物を死滅させ
るわけにはいかない。環境省とも打ち合わせている」との説明がありました。
本誌 工事にあたる農政局自身が「魚を助けるべし」と判断したのですか!今後、同じような事態
が起こった時、励みになります。
田中 工事を行う際、環境保全と魚族保護に対する指針があるようです。佐賀や筑後川のクリーク
護岸が老朽化していますが、この改修工事の際も、水を抜いて魚を隣の水路へ移している。放流が
あったのと同じで…魚影が濃くなり、よく釣れます。
本誌 そして、農政局の手で北山ダムに避難池が建設されたのですね。
田中 そうです。ダムの上流部、ワンドの狭くなった場所に水圧に耐える幅100mの堰堤を築く
と、谷から流れ込む水が溜まり、奥行300mの避難池が出来上がりました。
本誌 大工事ではありませんか。九州農政局の責任感と対応に感服します。
田中 そして、ダムゲートの補修工事と並行して、減水により魚の集まったダムサイトで魚を回収
し、トラックで運びました。
本誌 魚の回収の様子は?
田中 「捕獲作業を見せて欲しい」とお願いしたのですが「工事の中で行うので、勘弁していただ
きたい。代わりに写真を撮っておいてあげます」と言われました。
本誌 どのような作業だったのでしょう?
田中 50m四方まで減水した時点で投網を打ったり、網を引いたりして魚を集め、直径1m・高
さ1.5mの大きなバケツに移し、クレーンでトラックに載せて上流の避難池へ運び、クレーンで降
ろして放したようです。「これだけのことはやりました」をアピールしたかったのでしょう。5ト
ン位はあったと思います。
本誌 運ばれたのはへら鮒だけですか?
田中 いや「湖に棲む魚は極力殺さない」方針だったのでしょう。へらだけでなく、コイ、ハヤ、
バスなど、仕分けなしに運ばれていきました。
本誌 まるでノアの箱舟ですね。
田中 加えて、泥の中で生き抜いたへら鮒が結構いたのでは?と考えています。実は捕獲して避難
池に運んだのが平成29年の11月8日。水を抜いてから2日後に大雨があり、水がデッドウオーター
(取水口から下に溜まった水)の水位まで回復した。その時、泥に潜っていた魚が再び泳ぎだし
た。結果的に「偶然救出された」のです。一週間とか雨が降らなければ、泥の中のへら鮒は助から
なかったでしょう。
本誌 皆さまの努力、農政局の立派な対応に「天が応えた」のかもしれません。
田中 しかも、避難池へ運ばれなかったバスやブルーギルは短期間でも泥の中で耐え抜けない。結
果的に駆除されたことになります。
本誌 へら鮒にとって、正に恵みの雨だったのですね。
田中 ダムゲートの工事は平成29年12月終了の予定でしたが、結局11月から水を溜め始め、20〜25
%で推移することとなりました。ダムの底を太陽と空気にさらして湖岸を固めるため、何年かは水
を落とすのです。 
本誌 新庄市最上公園のへら鮒救出作戦で活躍された菅さんから「池を干すとヘドロが乾いて条件
が良くなる」と伺いました。
田中 そうです。干す前と干した後では魚の生態系が変わる。現在、バスもいないことはない、釣
り人も来ている、しかし以前のようには釣れないみたいです。ブルーギルも小さいのが何匹か釣れ
るけど、浮子を動かすのはへら鮒の他にハヤ、ワカサギ、クチボソ、モロコ。日本古来の健全の生
態系に戻った印象です。
本誌 ケガの功名というか、工事のおかげで昔の姿を取り戻したのですね。結果だけ見れば「良か
った良かった」です。
田中 それだけではありません。九州農政局は湖面安全協議会(後述)を通じて放流協力金まで出
してくださり、全放協と日研で貯めていた2年分を加え、平成30年に約2.8トンを放流しました。
平成元年から此れまでの放流量は、北山ダムだけで28トンに及びます。
本誌 新庄市の最上公園の池では「市が放流実績を認めた」ことが、へら鮒を守る大きな力となり
ました。北山ダムにおいても「私たちは放流を続けてきました。よって魚の所有権は認められます
よね」は効果ありましたか?
田中 そのとおりです。長年の放流記録を示し「1トンが最低50万円以上するんですよ。 知らぬ
存ぜぬはダメですよ」と訴えたことが効きました。放流の記録を取っておくことが絶対に大切。放
流実績がないと、水面の所有者・管理者に何をされても、なかなか文句が言えません。 
本誌 なるほど。
田中 放流実績を見た農政局は「こんなにですか!」と驚いてました。トン50万円が28トンあれ
ば、1千万円を超えますから。
本誌 といって、あまり強く言えば「ならば放流しなくて結構です。釣りもしなくて結構です」と
なりかねない。地区長が最初に仰った此の言葉、とても印象的でした。北山ダムの場合、放流にあ
たって許可などは得ているのですか?
田中 放流の度、農政局も参加している、佐賀市役所の出先機関(北山ダムのすぐ近くにあり職員
一人が常駐)、湖面安全協議会に本浜副部長と一緒に御挨拶に伺い、放流日とトン数を伝えていま
す。そして、放流の日には職員の方が見に来られる。
本誌 公的機関との関係は大切です。
田中 そうです。みやこ町にある本庄池への放流にあたっても、本浜さんと町役場へ御挨拶に伺
う。此処では放流の様子が町役場のHPに載っています。
本誌 そして、北山ダムの水位が回復した後「記録的釣果が続いた」と伺いました。
田中 そのとおり。昨年、平成31年4月14日の九州地区大会は優勝が20枚で18キロ、5位まで10キ
ロ超え。大型は46.5p。
本誌 凄い!
田中 ワンドの中で釣った人は、放流魚の数釣りで10〜15キロ。場所によって魚が異なるようで…
深い場所の宙に良型、ワンドの中は放流魚主体です。
本誌 北山ダムはワンドだらけではないのですか? 
田中 いや、三島豊英のように細長い川状ではないため、結構だだっぴろいのです。水深はダムサ
イトで25m。水深10〜15mのラインが良型、ワンドの中の水深4〜5mは放流物。
本誌 釣り方は?
田中 竿は11〜15尺。夏場は13尺で沖目を2本で攻めるのが効果的。エサは春はグルテンを使うけ
れど、最盛期は麩系の両ダンゴですね。道糸1号、ハリス06号、ハリは6〜7号。
本誌 意外と繊細ですね。
田中 たまに大型がスレると切れるけど、これで尺半上でもとまる。エサは精進湖や西湖と同じ
でOK。やはりマッシュよりダンゴの方が寄ります。
本誌 釣果は?
田中 良い時は40上が20〜30枚釣れちゃう。最盛期の4〜5月は例会で50上が出ます。 今年の水
無月の4月例会は優勝25キロ、大型48p。8月には40から49が来ました。
本誌 夢のようです!
田中 釣れるのはへら鮒だけではありません。11月1日の日曜日、しのはら荘に行ってみたら、25
%に減水する中、50杯のボートが殆ど出払うほど、ワカサギ釣りで大賑わい。「来年1〜2月ま
で、ワカサギ釣りで週末の予約がいっぱいです」と喜んでました。
本誌 良かったですね。舟宿の繁栄は私たちの喜びです。
田中 へら鮒や鯉はワカサギと共存しています。バスやブルーギルとは違う。なにより、へら鮒は
ワカサギを食べません。国内外来種だからといって駆除するはもっての外です。
本誌 ウの状況は如何ですか?
田中 ワカサギのボートが集まっているため、ウがボートの近くに来られない。ワカサギはウを避
けてボートの下に集まり、入れ食いが演出されているのでしょう。午前中だけで500匹釣れるそう
で…春〜秋のへら鮒、秋〜冬のワカサギ。閑古鳥の鳴いていた舟宿が生き返ったのです。
本誌 良かったですねえ。
田中 ワカサギは卵の放流と自然繁殖で増えました。ほんと、ダムを干す前は此のようなことはな
かった。池を干した効果です。 
本誌 工事からへら鮒を守り、その後の高釣果と舟宿の繁盛につなげ、九州の皆さまは素晴らしい
仕事をなされたと思います。ありがとうございます。これからの目標は如何ですか?
田中 今後も九州の釣り場の維持と繁栄に務めます。大会の会場でもある本庄池(福岡県みやこ
町)の釣果が落ちているため、今年度の放流は本庄池へ回しました。放流バッジの売上が伸びない
のが心配ですね。そのため、来年は1年空けてお金を貯め、再来年に北山ダムへの放流を行う予定
です。
本誌 へら人口の減少、放流バッジの売上減少。九州も大変な状況と思いますが、益々ご活躍くだ
さい。
田中 ありがとうございます。そして日研の皆さま、素晴らしい北山ダムに是非お出かけください。
 
日研ニュース202010月発行598号掲載「この人に聞く」第82
    最上公園へら鮒愛好会代表 菅 宏和氏


最上公園へら鮒愛好会代表
菅 宏和 氏




最上公園釣り場風景




最上公園のへら鮒
   「池の水ぜんぶ抜く」というTV番組がある。目の付け所に感
心していたが、対象がへら鮒釣り場に及ぶに至り、「エライコ
トだ」と思った。日研会員の多くも驚いたに違いない。昨年放
映された、山形県新庄市、最上(もがみ)公園の池のかいぼり
(令和元年4月6日実施)である。これまでに放流されたへら
鮒はどうなるのか?今後もへら鮒釣り場が同様の危機にさらさ
れるのか?心配している内に「救出作戦を行う」とのニュース
が流れ、やがて「多くのへら鮒が救われた」と知った。これ
は、今後のためにも、日研ニュースで伝えなくてはいけない。
皆さまの釣り場が同じ危機に直面した場合、今回の対応は必ず
役に立つに違いない。救出作戦の中心として活躍された、最上
公園へら鮒愛好会代表の菅宏和(かんひろかず)氏(昭和58年
生まれ、石材店経営)にお話を伺います。
(聞き手:広報部 吉本亜土)
本誌 初めまして。救出作戦、お疲れ様でした。全国のへら
 鮒愛好者が、そしてなによりへら鮒が、菅さまはじめ新庄の
皆さまに感謝しています。先ずは、菅さまの魚釣りとの出会い
についてお聞かせください。
 小学2年の頃、父に連れられて近所の川でミミズを餌にザ
ッコ釣り。父はダメだったけれど、私はマブナを釣りました。
そして、小学校高学年から中学に掛けては川が遊び場。ヤスで
アユやカジカを突いたり、オイカワを捕まえたりしていまし
た。もちろん、へら鮒釣りも好きで…小学5年の頃には最上公
園へら鮒愛好会のゲストとして、大人の中に混ぜてもらってま
した。
本誌 川が遊び場。良い言葉です。そして、小学生の頃から例
会にゲスト参加!筋金入りですね。さて、最上公園とはどのよ
うな場所なのでしょうか?
 最上公園は、江戸時代、新庄藩の祖である戸沢政盛が築い
た新庄城の城跡。城跡ですが石垣などはなく、現在は戸沢神社
の立つ最上公園になっています。そして周囲の堀が釣り場で、
私は子どもの頃から遊んできました。今も歩いて直ぐの所に住
んでいます。
本誌 釣り場について教えてください。
 城跡を囲むように池が3つあります。真ん中のL字型の池
がへら鮒釣り場で、Lの縦棒が150m、下の横棒が60m、幅
が30m、水深は1〜2m。周囲は整備されて玉石が積まれ、陸
と水面に段差がないため釣り台不要、スノコを持参すればその
まま竿を出せる。市役所との良い関係が続いていて、釣りやす
いよう、水面の高さについても協力くださっています。
本誌 釣り方は?
 年配の方は底釣りでよく釣っておられます。若者は競技志向で「7尺8尺、両ダンゴのカッツ
ケ」が主流。一番釣れた時は日に150〜160枚出ました。かいぼりした後はタナ70〜80pのセミカッ
ツケになり、釣果も落ちたけど、それでも60〜70枚は釣れます。
本誌 それは凄い!例会も行われるのですか?
 はい、山形で此処ほど釣れる場所はありません。日研の皆さまは自然環境に恵まれた、良型の
釣れる場所が好みで前川ダム、荒沼、沼の辺、原崎沼などが中心なのか、それとも遠慮しておられ
るのか、あまりみえませんが、年配者を中心とした5〜6名の会などが他所からやってきます。愛
好会としては、魚の保護を第一に「1フラシ20枚」での検量と放流、そして高水温でフラシの魚が
傷まないよう「例会は12時まで」のローカルルールを守ってくださるよう、お願いしています。
本誌 フラシを複数並べる人もいるでしょう。20枚ごとの放流ならまだしも、長時間閉じ込められ
たら確かに傷みます。さて、へら鮒の供給は? 完全に放流頼り。しかし、新庄で売れる放流バ
ッジは20個程度。そのため、私が代表を務める最上公園へら鮒愛好会の有志が資金を集め、日研さ
んに放流を委託しています。
本誌 愛好会の会員数は?
 15人程。これでは幾らにもならないけど、例年15万円ほど集まる。そして、昨年はかいぼり対
策で45万円集めました。毎日来る人は多めで、5万円寄付くださった方もいます。
本誌 会員15名で45万円ですか!池を愛する気持が伝わってきます。
 毎年全放協と日研と合わせて、200キロの放流を目指しています。以前はもっと多くて、平成
8年から25年までは350キロほど放していました。放流を推進する人が減り、「このままで大丈夫
か?」と思っていた時、新しく若い人が入ってきました。将来に期待しています。
本誌 毎日、何人くらいが竿を出しているのですか?
 平日は殆どいません。土日は8〜10名、マックス15名というところでしょうか。
本誌 それで45万円は凄い!愛好会は毎月例会があるのですか?
 いや、かつてはガッチリした会でしたが、現在は緩やかな集まりに変わりました。年に4回ほ
ど懇親会を開き、12時まで釣って、14時から私の石材店の庭でBBQしたりしてます。暑い夏には、
午後遅くまで釣ると高水温のフラシの魚が傷むため、例会は12時終了。これが最上公園のローカル
ルールです。
本誌 ところで、各所で悩まされているカワウの被害は如何ですか?
 最上公園は新庄駅から500m行ったつきあたり。住宅地の中にあるため、カワウは敬遠するよ
うです。なにより、近くにはアユ釣りで全国的に有名な小国川がありますから。
本誌 確かに、へらよりアユの方が美味しそうです。
 ところが冬になるとやってくる。
本誌 え!
 冬は川が雪捨て場になるため、エサを求めてカワウが来るのです。最上公園には大きな噴水が
設置されていて、冬でも全面結氷しません。水面の開いている場所から飛び込み、魚を追いかけて
ます。
本誌 氷の隙間から!
 そのため、冬は交代で見回ってる。池の幅がないので、ルアーを投げたりして追い払います。
本誌 雪の中で釣り場を守る努力に敬服します。ところで、池は何処の管理ですか?
 へら鮒を釣ってるL字型の池は、市役所の所有で市役所の管理。他の2つは戸沢神社の所有で
市役所の管理です。
本誌 では、愛する釣り場がかいぼりに至った経緯を教えてください。
 「池の水ぜんぶ抜く」のスタッフは、「何処かにかいぼりできる、面白そうな池はないか」と
全国を探し回っています。そして、最上公園が候補に上がり、市役所に掛け合った。
本誌 確かに勝手に抜くわけにはいきません。
 この提案に対し、当時の公園担当者が「観光のPRとして話題になれば」と考えたのですね。
本誌 TVに出れば、新庄に観光客が来る。
 そのとおり。しかし、このまま干されてはたまらないので、市役所に「新庄市民が釣り場とし
て守ってきた」とアピールしました。すると「ここは釣り場ではありません。最上公園の一部で釣
りをしていただくのは構わないけれど、本来釣り場ではありません」のスタンスでした。
本誌 役所らしい対応ですね。
 TV局のスタッフは最初、3つの池全てを抜きたいようでした。これに対し私たちは過去の放流
実績を市役所に示し、「仮に放流した魚が全部死んだら、どれほどの補償予算が掛かりますか?」
「住民から反対されたらどうしますか?」と強調し、「釣り人と完全に対立して企画が潰れたら、
市役所も困るでしょう。お互い折り合いの付くところで決着したい」と話し合ったのです。
本誌 なるほど。
 結果、TV局の側も「釣り人の反対を押し切って」の形にはしたくなかったのでしょう。へら鮒
を助けることになりました。
本誌 その方法は?
 まず、専門業者がポンプで水を落とす内に、私たちが毎日L字型の池で釣り、そのへら鮒を隣
の二番目に大きな池に移していきました。
本誌 池に移してしまっては、回収が大変でしょう。
 そこで池の中に杭を打ち、水中の杭に網を張り、出来上がった水中イケスに放しました。
本誌 昨年、鎌北湖で行った救出作戦と同じですね。鎌北湖の場合は、湖の中に大きなイケスを幾
つか浮かべ、釣ったへら鮒をイケスに放ち、そこから落ち着き場所となった愛知県のひだ池へトラ
ックで運びました。ところで、当日かいぼりで獲れたへら鮒は?
 TV局は、パイプで枠を組んだ大きなプールを用意していました。魚が獲れると其処へ放して選
別する。
本誌 私たちにとって最も興味あるのは、へら鮒の位置づけです。番組ではどのように扱っていま
したか?
 外来種で登場します。
本誌 バスやブルーギルと同じく?
 番組の構成上、そんな印象を受けました。元々その池に居た魚ではない。琵琶湖にいた原種が
改良され放されている。だから外来種。極めて強引な主張です。
本誌 彼等はバスやブルーギルも獲りますよね。これらの其の後は?
 特定外来種は処分対象。山形でも再放流は禁止。駆除されます。生き物なんだから、一度入っ
た以上、駆除も気の毒だけど…。
本誌 番組ではどうやって処分するのでしょうか?
 特定外来種である以上、結局はゴミ袋行きでしょう。但し、選別して最終処分する場所は一般
人を入れない。もちろん、TVでも映さない。
本誌 ナチスの収容所みたいですね。菅さんやお仲間がいなかったら、へら鮒はどうなったのでし
ょうか?
 番組の構成上、国内外来・特定外来に限らず、外来種と言っておけば「生存に最善を尽かさな
くても宜しい」という進め方を感じました。私たちが頑張らなければ「へら鮒も同じ運命を辿っ
た」可能性が高い。
本誌 水産関係の学者も参加していたと思います。その方たちの反応は如何でしたか?
 「国内外来種もやつけちゃえ」とは言わない。「池の水ぜんぶ抜く」における環境保全の趣旨
は元々いた魚を護ることにあり、本当は魚を他所から移入しないで欲しい。けれど、へら鮒や鯉は
既に人々から親しまれ、市民権を得ている。後は、地元住民が番組にどのように働きかけるかで変
わる…といったところでしょう。私たちが居たためか、地元に気を遣い「バスやブルーギルとは一
線を引いている」感じではありました。
本誌 なるほど。最上公園のへら鮒は、熱心な地元住民がいたからこそ守られたのですね。
 番組は「外来種と唱えていれば、守れなくても=殺しても構わない」のスタンスです。そして
市役所では、国内外来種と特定外来種を区別できません。
本誌 本当に危ないところでした。心より感謝申し上げます。但し今回は、池の所有と管理が市役
所だったことに加え、強い意志を持つ皆さまが主張し、皆さまの放流した魚として「所有権が認め
られた」からこそ救われたのです。これがもし個人所有の池だったら、毎日近所の人がへら鮒釣り
を楽しんでいても、「魚は個人の所有物」としてどうしようもなかったかもしれませんね。
 今回の件「日研の方からも働き掛けがあった」と浅沼英夫さん(山形地区副部長、山形飛びぬ
け支部)から聞いていますよ。
本誌 いやいや、へら鮒が外来魚として扱われる問題について、日研は手を抜いていました。地元
の方々の努力に頼り切っていました。大いに反省しています。日研会費についても「何か起こった
場合、世間や当局と交渉してもらうための経費と考えている」との声を聴きます。釣り場や魚に何
かあったら、私たちは発信する必要があるのです。
 なるほど。
本誌 昔、日研は「横利根川の漁業権問題」「精進湖のイケス撤廃問題」「水産庁におけるつり人
課の設置」などで外部と折衝し、日研ニュースにも「湖の富栄養化を防ぐための合成洗剤問題」
「ブラックバス問題」「カワウ問題」などが取り上げられています。ところが現在、そのような動
きは鈍い。
 何故ですか?
本誌 私の思うところ「釣れちゃってる」ためです。活発に対外発信していた時代は、とにかく釣
れなかった。昔は精進湖でも平日で3キロ4キロ、日曜ならオデコ続出。私が日研に入った昭和50
年代の横利根も「3匹釣れれば一人前」と言われました。それが現在…。
 釣れますか?
本誌 昭和50年代半ばから放流量が増え、昭和63年から平成12年の13年間、毎年200〜250トンの放
流が続きました。結果、全放協と日研合わせ、これまでの放流量は7千トンに及び、最上公園も其
の一部です。
 7千トンは凄い。
本誌 今は放流バッジの売上も日研の会員数も減り、年間70トンほどしか放流できていません。な
らば釣れないかというと…釣り人の数も同時に減っているため、一人あたりの割り当ては変わって
いない。そのため、西湖や精進湖など平日なら50〜60キロ、日曜でも10〜20キロの釣果が出ていま
す。
 凄い!
本誌 そうです。しかし、放流が減ったため「大型しか釣れない」「魚が傷んでいる」との声もあ
り、将来「大先輩の遺産を食いつぶした」と言われないか危惧しています。しかし、とりあえずは
好漁が続いている。これが世間への発信が弱くなった原因でしょう。反省しています。新庄の方々
を見習わなくてはいけません。
 山形県の前川ダムは放流の成果でしょう。
本誌 仰るとおり。私も前川ダムは毎年行ってますが、自然に恵まれ、タダで、しかも陸から沢山
釣れる、素晴らしい釣り場です。但し、日本全国を見ると…昔のようには釣れない場所が目立ちま
すね。
 山形県もカワウの影響なのか「釣果が落ちた」との話を聞きます。だから、最上公園が人気あ
るのです。
本誌 青森県の花切川、秋田県の八郎潟、福島県の喜多方川前、北陸、中四国はじめ、昭和40〜50
年代のへら雑誌を飾ったけれど、今は…という場所が多い。釣り人減少による放流バッジの売上
減、日研の支部や会員の減少といった問題を抱えていますが、地方の野釣り場の復興は大きな課題
でしょう。昔、関東が釣れなかった時代、地方への遠征は皆の憧れであり楽しみでした。そんな状
況が戻ってくればと願っています。最上公園は其のお手本です。
 なにしろ新庄には小国川があるため、若い人もアユ釣りの予選会に夢中。へら鮒を放流してい
かないと、へら鮒に目を向けてもらえない。だから放流に熱心なのです。
本誌 なるほど。ところで、隣の池に移されたへら鮒は其の後どうなったのですか?
 事前に釣って移した魚に加え、当日20キロ入るコンテナで60杯。計1.2トンを追加で運びまし
た。
本誌 毎年の放流量を考えると、ずいぶん多いですね。魚の扱いが優しいうえ、環境も良いのでし
ょう。
 とはいえ、5〜6寸の小べらは数えるほど。やはり「放流頼り」であることが分かりました。
本誌 池が干された後は?
 大勢で泥の中を動き回った後、解散と同時に水を入れました。本当は暫く底をガリガリに干
し、それから水を戻すのが良いのですが…。
本誌 干すと良いことが?
 ヘドロの除去になります。干すのは其の滅多にないチャンスなんです。本当はクレーンでヘド
ロを浚うのがベストだけれど、これはトンデモナクお金が掛かる。その代わり、2〜3カ月、池の
底を日光に当てておくと、燐や有機物が空気中に逃げてヘドロが土へと戻る。このままだと更にヘ
ドロが溜まり、30年後とかには水深50pになってしまうでしょう。
本誌 確かに、池を干したら魚が増えたとか釣れるようになったという話を聞きます。
 そうです。泥に潜っていた魚は死ぬけれど、池を干すと其れ以上の効果が上がります。
本誌 初めて知りました。ありがとうございます。ところで、水を戻した後は如何なりましたか?
 堀とつながった川から水を入れたら、あっという間に元に戻りました。そこで、隣の池のイケ
スからへら鮒をすくい上げて戻すことにしました。ところが…
本誌 ところが?
 網の下から抜けたりジャンプしたり、殆ど逃げてしまった。
本誌 あれあれ。
 幸い、イケスの池とかいぼりした池は、地下の土管で繋がっています。イケスの池の方が高い
位置にあるため、一緒に水位を下げて行ったら、かいぼりした池へ泳いで戻ってくれました。
本誌 良かったですね。位置が逆じゃなくて。そして、その後は?
 初めにお話ししたとおり、6月には山形の名人が100枚釣った。自分たちでも60〜70枚は釣れ
る。更なる復活を期待しています。なにしろ、山形は前川ダムしか釣れないでしょ。
本誌 浅い池で陸から長竿が辛いですね。地区大会などで地方へお邪魔すると、そういう釣り場が
多い。殊に山形市郊外の荒沼(あれぬま)。21尺の浅ダナで、同じ地点にリズムよくエサを落とし
ていく。普段、魚の濃い場所でボートから天々の釣りばかりしている私にとっては至難の技で…毎
年殆どボ〜ズ。鬼門です。
 だからこそ、最上公園は「アタリの多い、リズムよく釣れる」釣り場を目指してきました。山
形では此処に来ないと、勝つ釣りの練習になりません。そのためにも、山形でお金を払う野釣り場
はないけれど、何度もみえる方には放流のための寄付をお願いしています。
本誌 釣り場を守るために大切です。
 そして、先輩が築いてくれた市役所との良い関係を続けたい。将来も皆で最上公園を楽しめる
ようにしたい。今回も放流などを通じて市役所と関係あったおかげで、へら鮒を守ることが出来ま
した。
本誌 公的機関や地域との関係は大切ですね。此れを怠り「釣り禁止」になった場所がどれ程ある
ことか。ところで、かいぼりの後、釣果以外に何か変化はありましたか?
 池の環境がガラリと変わった。20年30年やってるけど、初めて菱藻が生えてきました。
本誌 菱藻ですか!風情ありますね。
 ところが繁殖しすぎ。人間が動き回って池の底に酸素が回り、発芽を促したのですね。今や池
中が菱藻だらけで竿を出せないほど。しかも、枯れて水底に溜まればヘドロの元となります。
本誌 おお!東京の井之頭公園でもかいぼりの後、絶滅したと思われていた「イノカシラフラス
コ」が復活。大きなニュースになりました。とはいえ、菱藻の復活を単純には喜べませんね。現
在、釣りは藻刈りしてからですか?
 そうです。ルアー竿を振って目の前の菱藻を抜く。
本誌 地区大会で秋田の足田堤(たらだづつみ)へ伺った時は、磯竿につけた鎌で菱藻を刈ってく
れました。
 池の水を膝下まで落として菱藻をぬいたこともあります。ところが…
本誌 ところが?
 底を踏むと、酸素が回ってまた出てくるの。そのため、明日は愛好会で市役所からボートを借
り、満水のまま底を刺激しないよう、水面から手で抜く「菱藻駆除作戦」を行います。
本誌 ボランティア精神に満ちた会ですね。釣り場を愛する心が伝わってきます。
 子どもの頃からお世話になった地元の釣り場に恩返しをしたい。これが第一です。そして、強
引に放流したり、釣り人だけを優先させる整備を推し進めたりしないことも大切。地域の方と揉め
てはいけません。確かに最上公園は魅力的な釣り場ですが「公園利用の一つにへら鮒釣りがある」
ことを一人一人が意識し、目先の事情にとらわれず、役所関係者や地域の方々からの理解を得て、
末永く此の釣り場が存続するよう願っています。
本誌 何処の釣り場にも共通する大切なことですね。さて、へら鮒救出作戦を終えて感じることは?
 水抜きによって大量のへら鮒が犠牲になったと思います。確かに残念ではありますが、今回の
活動を通じて「様々な方に釣り人を認識していただく切っ掛けとなった」と感じています。放流を
継続し、子どもから大人までが楽しめる最上公園の池を今後も維持していきます。
本誌 菅さんのような方が、日本各地で釣り場を守ってくださっているのでしょう。心強い限りで
す。日研も負けないよう、務めなくてはいけません。今日はありがとうございました。益々ご活躍
ください。
 
 日研ニュース2020年10月発行598号掲載
「自然の摂理は現代人類にとっての不条理」といふこと
                        赤坂支部 遠藤克己
 先日、某釣り雑誌の対談に呼ばれた。内容に関して本稿では言及しないが、少なくとも一寸反省
させられた。日研は諸問題に対して意見を発信していない、また一般会員や組織外の釣り人の生の
声を吸い上げていない、とクレームされたのだ。確かに昨今はSNSを利用する者が多い。小職は日
研の中では若造だが、それでも生粋の昭和人類を自認しているので、SNSなどで軽薄に思い付きを
吐露するのは性に合わないし、面識もない人々が文字だけを投げつけ合う虚構の世界を真面目に取
り合うのは抵抗感がある。しかし、ここまで言われると、そして次世代を担う若者の日常道具だか
らと説得されると、少しは普段考えていることを歯に衣着せずに発信すべきかな、と思いを新たに
した。
 で今回は、いきなりSNSではないけれども私見を投稿する次第。理事長としての公式見解ではあ
りませんから誤解なきように。そして、コメントある方はどうか日研のメルアドにコンタクトを。
大いに議論しましょう。

 有名なテレビドラマ「北の国」からの原作者である昭和10年生まれの脚本家・倉本聰は、エッセ
ー「ヒトに問う」で述べている。彼のドラマの根底に流れる哲学のようだ。「文明社会は進歩を求
める。求めるというよりそれを追求する。追求しまくる。しかし自然には進歩というものがない。
自然の営みに右肩上がりはない。そこにあるのは『循環』のみである。では、その両者間に矛盾は
出ないのか」蓋し名言であろう。
 今や地球は人類にとって都合の良いモノで溢れかえっている。ジャングルは伐採され、先ずは焼
き畑農業が営まれたのであろうが、現代ではハゲタカ実業家の手でバイオエタノール用のサトウキ
ビ畑になり、やがては高効率化されたソーラーパネルでも並ぶのであろう。明らかに自然は疲弊し
ている。
 1970年代に漸くエコロジーの発展形としての環境保護が議論され出し、ローマクラブの「成長の
限界」(1972年)、レスター・ブラウンの「Plan B」(2003年〜)などが持て囃され、その後に地
球温暖化が大きな話題となった。小職は環境保護活動の本流には原則賛同している。しかし、大き
な流れの傍らで種々雑多な怪しげなムーブメントが興り、それも流行となって行く事実を見逃すこ
とは容認出来ない。本稿で取り上げたいのは「生物多様性の喪失」なる専門用語にカモフラージュ
された「外来種の敵視」である。

 さて、倉本聰は天晴だ。閉鎖された富良野プリンスホテル・ゴルフコースに植樹して、同地を自
然の森に戻そうとするNPO法人を立ち上げ、活動している。日本を愛した好漢、故・CWニコルも黒
姫にアファンの森を遺した。これらは自然を畏敬し本来の循環を取り戻そうとする活動で、及ばず
ながら小職も経営する会社の周囲に、潜在自然植生の世界的権威である宮脇昭・横浜国大名誉教授
の指導下で自然林を再生中である。
 しかし、ここで小職は課題に直面したのだ。潜在自然植生とは「一切の人間の干渉を停止したと
仮定したとき、現状の立地気候が支持しうる植生のこと」なのだが、“現状の立地気候”は地球環
境と共に時々刻々変遷し、期待していた理想どおりにはならないことが分かった。当たり前なのだ
が、森を再生すれば動物が来る。植樹後7年を経た我々の森にも、フクロウやイノシシが戻って来
た。けれども同時にタイワンリスやハクビシンも棲みつき、セイヨウミツバチも飛んでいる。更に
は植えたはずのない樹木も勝手に生えている。“本来の自然”を再生しようと頑張ったのに、そこ
には招かれざる客人も我が物顔で入り込んで来たのである。
 小職は、こういった地球上の何処でも見ることの出来る現実から「外来種」などという恐るべき
自己中心的概念が生まれたのだと危惧する。では巷でいう「外来種」とは何ぞや?
 ここに環境省のマニュアルがある。農水省などのWeb Siteでも同様の文書を入手することが出来
る。で、こう書いてある。「外来種とは、たとえばカミツキガメのように、もともとその地域にい
なかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物のことを指します」ここまでは、
まあ納得である。更に続きがある。「外来種という言葉を見ると、海外から日本に持ち込まれた生
物(国外由来の外来種)のことを表すと思われがちです。しかし、在来種(本来の分布域に生息・
生育する生物)でも、たとえばカブトムシのように、本来は本州以南にしか生息していない生物が
北海道に入ってきた、というように日本国内のある地域から、もともといなかった地域に持ち込ま
れた場合には、外来種となり、もとからその地域にいる生物に影響を与える場合があります。この
ような外来種のことを“国内由来の外来種”と呼んでいます」ここまで来ると相当に変だ。我々の
周りに当たり前のように居るイネ(米)だってイヌ(犬)だって、古来人間の生活に密接に関係し
て来た生物は、何処から来て何処に行ったのかなどは学説になるくらいの謎だ。
 次に、もっと怪しい文章が登場する。「渡り鳥、海流にのって移動してくる魚や植物の種など
は、自然の力で移動するものなので外来種にはあたりません」。おいおい、自然って何なの?人間
も自然の一部でしょうが。現代人類を別格に扱う姿勢に呆れる。そして怪しげな論理の果てに極め
つけの法律が登場する。平成17年6月に施行された「特定外来生物に係る被害の防止に関する法律
(外来生物法)」である。“問題を引き起こす”海外起源の外来生物を「特定外来生物」として指
定し、その飼養、栽培、保管、運搬、輸入といった取扱いを規制し、特定外来生物の防除等を行う
ことが条文化されている。ここで補足。外来生物=外来種と理解して良いようだ。
 人類は大した歴史を有している訳ではないが、その数十万年の間に種々の生物を移動させて来た
であろう。それは反故にして、これから現代人類が関与するものに限定して法制化しようというの
なら妥協しても良いが、“問題を引き起こす”という件が乱暴過ぎる。一体、誰が判定するという
のか?単純に「嫌いだから」「危なそうだから」を基準にして国民投票でも行った方がすっきりす
る。昨今の日本社会は皆平等を謳い過ぎているから何も出来ず、斯様な曖昧模糊とした言い訳がま
しい法律を作るのであろう。 だが我々の多くは、ブラックバスが対象になったことでこの法律を
歓迎してしまった。当時の環境大臣・小池百合子が曖昧さに付け込んで、人気取りの政治的判断を
加えることが出来たことからも分かるように、これは魚類だけに限って見ても問題だらけの法律な
のである。例を挙げよう。@“問題を引き起こす”可能性に関し明確な判定基準が示されていな
い。A実はキャッチアンドリリースは問題ないとしている。B特定外来生物の指定予備群として
「生態系被害防止外来種リスト」を作成しており、“国内由来の外来種”も対象となっている。
 先ず@は魚類に限った話ではないが、基準が曖昧ゆえに小池の突っ込みを許してしまった。Aに
関しては、ご存知ない方も多いと思うので補足しておきたい。現時点で内水面に於けるオオクチバ
ス(ブラックバス)の漁業権を得ているのは全国でも神奈川県の芦ノ湖、山梨県の河口湖、山中
湖、西湖(注:2023年には更新しない計画)だけ。しかし免許のない他の内水面でのバス釣りは違
法行為かというと答はNO。そればかりか、条例等で別規定が設けられていない限りに於いてはキャ
ッチアンドリリースも問題なし、というのが現状なのだ。“問題を引き起こす”ブラックバスを事
実上の野放し。全然意味がありませんね。そして今、我々が最も注意しなければならないのがB
だ。池のかいぼりのテレビ番組で、へら鮒はゲンゴロウブナ=琵琶湖産の“国内由来の外来種”と
称されるのは、この法律に照らすと間違いとはいえない。上記Bのリストには現時点でゲンゴロウ
ブナは、コイやワカサギやアユなどと共に未掲載となっているのだが、今後何時、難癖を付けられ
るか分からない。何せ法律自体の拠り所が曖昧なのだから。ただし、この点だけは理解していただ
きたい。リスト未掲載の魚種は“問題を引き起こさない”と判定されています!

折角の機会だから今少し専門的な話も取り上げておきたい。実は、斯様なムーブメントの中で、
経済的に損害をもたらすとか、DNAを撹乱するとかの罪?で目の敵にされて来た外来種であった
が、最先端の生態学では異論を唱える研究者が着実に増えている。

 その中で2冊の本を紹介したい。@「THE NEW WILD(邦題:外来種は本当に悪者か?)2016年フ
レッド・ピアス著」A「INHERITORS OF THE EARTH(邦題:なぜわれわれは外来生物を受け入れる
必要があるのか)2017年クリス・?・トマス著」。ここで共通に述べられている主張を咀嚼してみ
る。@在来種は善、外来種は悪、そういった単純な決め付けを錦の御旗に環境保護主義者は、押し
寄せる外来種を生態系喪失に次ぐ危機と位置付け、固有種とその生態系を守り、よそ者の襲来を阻
止しようと半世紀近くも努力して来た。A人類は間違いなく自然の一部であり、「手つかずの自
然」は単なる想像の産物に過ぎない。自然生態系は不可逆的に変遷している。B現代では人類が地
球規模の気候変動やモノの移動に劇的に絡み、その活動が地球生態系の変遷のスピードを極端に上
げてしまっている。現代はおそらく、6千万年前に起こった恐竜絶滅以来、最も急速な変化の時代
にある。C外来侵入種が生物多様性を守るための深刻な脅威との風潮は、真実とは全く真逆だ。外
来種が行き交う“人新世”こそが生物多様性を高めている。D古いものは、かつては新しいもので
あったのだ。多くの種が、最初に進化したところではなく、たまたま生き残った場所に現在棲息し
ている。地球生態系は長い時間と共に変遷し続けており、遺伝子はあちこち移動して来たと考える
べきであり、それを固定しようなど土台無理な試みである。

 ここから我々は以下の重要な示唆を汲み取るべきであろう。@生態系は変遷する。在来種も外来
種もない。A人類が地球生態系の変遷を極端に加速させている。B生物多様性の喪失は外来種の侵
入に因るのではない。これが真実なら「外来種の敵視」は全くのお門違いというものだ。

 話は俄然複雑になるが、ここで全然違った視点の導入が必要になる。一体、現在の地球上の生態
系はどうなっているのか、との現状認識である。国連の科学者組織「生物多様性及び生態系サービ
スに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)」2019年の総会に提出された報告書による
と、種の減少ペースが人類の活動によって加速し、過去5億年で6回目の「大量絶滅事象」がすでに
進行中である由(注:もちろん直近の5回目は恐竜の絶滅だ)。その中でも、劇的な減少率になっ
ているのが野生哺乳類のバイオマス(生物体の総重量)で82%の減少。結果、哺乳類の全バイオマ
スの95%以上は人と家畜で占められ、人類が自らの生存のために他の哺乳類を絶滅の危機に追いや
っているのだ。「生物多様性の損失と気候変動をもたらす大きな間接的要因は、世界人口の多さ
と、その消費能力の増大だ」ということになる。

 つまり、上記の生態学者の新説が合っていようといまいと、地球は人類と、その為に必要な食物
となる動植物で独占されようとしているとうことだ。残された生態系は変遷し多様性が維持されよ
うとも、地球の大半は人類に支配されているということである。愈々我々は在来種だ外来種だなど
と論争している場合などではない。

 小職は個人的にブラックバスが嫌いだ。申し訳ないけれど風貌が好きになれない。それに、あの
三島湖や豊英湖から小魚が突然消えた異変を思うと、侵入直後の漁業被害が甚大なことも容易に想
像出来る。しかし、何世代かを経た現在、ワカサギや他魚種との安定共存レベルが見えて来たこと
や、遺憾ながらバス釣り相手で舟宿が潤い若い釣り人口を下支えしている現実を踏まえると、根絶
に目くじらを立てる状況ではなくなった気がする。それよりもっと質が悪いのはブルーギルだ。管
理釣り場にも棲息している事実から、ゲリラ放流などでは説明がつかない。他の魚の放流に紛れ込
んで来るのか、鳥が運ぶのだろう。それにし

 小職はコロナ禍で一時、暇を持て余したので、他人に迷惑を掛けないであろう耕作放棄地での農
業を始めた。そして驚いた。先ず、トラクターに乗って耕していると何処からともなく鳥が飛んで
来た。セキレイやカラス、ムクドリ。色々集まって来る。直ぐに、土中から這い出して来るミミズ
や虫けらを求めているのが分かった。田圃に水を張ったら、あっという間にオタマジャクシやヤゴ
が湧き、その内に水生昆虫が集まって来た。ミズスマシやタイコウチとかも何時の間にか棲んでい
る。何せ無農薬だから梅雨時にはホタルも飛びそうな勢いだった。流石にメダカやドジョウは湧か
なかったが、でも時間の問題であることを理解した。だって、サギも沢山来ているから。

 しかし思った。ウシガエルやアメリカザリガニは外来種。モンシロチョウだってそうだ。何でも
湧いた方が良い。我が田圃の上空を飛ぶツバメが近隣の田圃には行かないのを見れば尚更である。

 海上には時に火山島が生まれ、噴火が収まって十年もすると島は植物でおおわれる。種子を風が
運ぶとも言われるが、それよりも海鳥が運ぶのであろう。彼等は何故か島を容易に発見する。それ
はそうだろう。ツバメの様な小さな渡り鳥ですら、5千キロ超の旅を春と秋に毎年繰り返すのだ。
ドローンなんて玩具を大層なもののように有り難がっているのは我々無能な人類だけだ。あの小さ
な体で極く僅かなエネルギー消費で体内羅針盤を駆使出来る鳥は正に神の化身だ。島を見付けるく
らい造作もないであろう。

 良い機会なのでカワウにも言及しておきたい。カワウを専門にしている著名研究者から、日研ニ
ュースでも過去に3名も登場していただいた。福田道雄氏、亀田佳代子氏、高木憲太郎氏。各氏の
勇気に敬意を表したい。そして、彼等は決して保護一辺倒でなく、多くの関係者と共に漁業被害対
策を練り、実践して来たことを我々は再認識すべきだ。それでも決定打は無く今日に至っている。
自然が疲弊する一方で、繁殖を支える餌が撒かれているのだから、小職もカワウ根絶は有り得ない
と思っている。

 カワウ研究者で今、私が一番注目しているのは1979年生まれの坪井潤一氏だ。彼は「理想自由分
布」という概念を使ってカワウの分布を説明している。簡単にいうと、最大繁殖地の琵琶湖を中心
に、日本全体で一つの個体群を形成しているとの仮説を提唱。その高い移動能力で餌が豊富な場所
を上手に渡り歩いて(飛んで)いるというのだ。実際に足環標識で600kmもの移動が確認されてい
る。彼は積極的な駆除対策をも具体的に実践しているのだが、結論は「そこに餌を撒くような行為
を止めないのなら、放流者自らが根気良く適材適所の対策を続けるしかない」としている。

 久し振りに長々と書かせていただいた。しかし纏めておかなければ筆を置けない。結論は難しい
が単純。「自然の摂理は現代人類にとっての不条理」なのだ。生態系の変遷をフリーズしたくとも
不可能。人間の都合の良いようにコントロールしたくとも極めて困難。何故なら「自然は理に従っ
て循環するのみ」なのだ。そこに外乱要因を加えても、やがて安定な状態に戻ってしまう。自虐的
だが一番の問題は増え過ぎた人類なのであろう。

 ブラックバスやカワウを駆除し続けても、その労力に見合った状態での安定があるのみ。何か家
庭の和を保つために多大なるエネルギーを労費し、しかしながら或る納得し難い状態で妥協してい
る自分の話のようだ。

 だから、、、我が愛する、へら鮒を大切に思うなら、受け入れて貰える釣り場にそっと放流させ
ていただき、その生態系で共存、あわよくば相応に繁殖を続けられるよう、大切に扱うことであ
る。沢山釣って、フラシに押し込んで、検量場所まで運んで、という現在の楽しみ方は無茶だと思
う。限定枚数重量制とか、現場検量機の開発であるとか、野釣りの競技方法を真剣に考え直す時機
が到来したのかもしれない。

 
全国の日研会員の皆様へ
◎日研執行部からのお知らせ
1.11月7日(土)新べら放流式および8日(日)秋季大会は、新利根屋廃業のため、横利根川・
  中島屋を本部として開催。駐車場は両日とも、中島屋前のパルナPを使用できます。
2.11月23日(祝)農水杯は参加資格を以下のとおり一部緩和したうえで開催します。
 @2020年、中央における秋季大会参加者(日研会員+一般参加者)、舟・陸それぞれの上位5%。
 A2020年、地区において10月末までに行われる地区大会参加者(日研会員+一般参加者)
  および支部長懇親釣会(支部長・地区長の部、一般会員の部それぞれ)の上位5%。
  なお、11月以降に開催の場合は来年度の農水杯参加資格を得るものとする。
 B2020年、地区において10月末までに行われるベストスリー戦の上位3名。
 C2019年、AOY中央の部および地区の部、それぞれ20位まで。
 D2019年、農林水産大臣杯上位6名(シード)。
 E所属支部における、2019年度の成績優秀者(年間優勝〜3位)。
  なお、この措置は新型コロナ禍による資格者減少に対応し、今年度に限って年間優勝〜3位に
  拡大したものです。
 F今年は新型コロナ禍のため、ブロック大会、地区における懇親会の多くが中止となっています。
 開催された大会については、1位を獲得した日研会員は農水杯の参加資格を得ます。
 また、主要へら鮒釣大会およびメーカー主催のトーナメントの多くも中止となっています。
 開催された大会については、1位または準ずる成績を上げた日研会員は農水杯の参加資格を得ま
 す。
 G日本へら鮒釣研究会の活動にご理解ご協力くださる釣具業界、出版業界、友好団体などが主催
  するトーナメントにおける上位入賞者および其の推薦する釣り人(所属インストラクター、友
  好団体における成績優秀者など)
 H海外からの参加者
3.三島湖、横利根川とも釣舟利用者の減少その他で放流資金確保が難しくなってきており、今年
 度の組合としての委託放流は見送られました(註:稲敷市の横利根川への委託放流は秋季大会前
 日に行われる)。そこで、全放協および日研が力を合わせて、三島湖には合計300キロ、横利根
 川へは農水杯前に合計1トンの放流を計画中。
 日研分の財源としては70周年記念放流事業費の一部を充てます。
4.横利根川の仕切網が、来年5月、撤去される見通しとなりました。舟宿あづまの廃業により、
 残された舟宿4軒では人的にも資金的にも仕切網の維持が困難なためです。一方、来年度の横利
 根川における日研行事は変更なくそのまま開催。1年間は様子を見たいと思います。
5.毎年横浜で行われてきた「釣りフェスタ」について、来年度の開催は中止と決まりました。
 厳しい残暑も峠を越えたようです。全国の日研会員の皆様におかれては益々ご清栄のこととお慶
 び申し上げます。
  しかしながら本年は、日研創立70周年の記念すべき年であるにもかかわらず、図らずもコロナ
 ウィルス騒動で記念式典を兼ねた総会のみならず、多くの公式行事がキャンセルとなり、再開の
 見通しに関しても極めて悲観的と言わざるをえない状況が続いています。
  斯様な事態を勘案してか、最近、或る会員から「新型コロナ禍で日研の各行事が中止に追い込
 まれていることを考慮し、日研会費を返却する考えはないのか?」とのご質問を頂きました。ご
 もっともな質問ですので、執行部を代表して公式見解を申し述べさせていただきます。
  結論を要約しますと、遺憾ながら「日研会費の中で公式行事に割かれている割合は低く、一方
 例年期待されている広告収入、寄付金などの大幅減少が確実なため、会費の返却は困難である」
 となります。会員の皆様にご納得いただけるよう、以下、昨年度の収支と対比しながら説明申し
 上げます。詳しくは、平成31年度/令和元年度の決算報告書(全支部理事宛に送付)をご参照く
 ださい。お手元に決算報告書がなく、内容を閲覧したいとの会員がおられましたら、本部事務局
 に連絡をお願いいたします。会員には全て公開しております。

◎平成31年度/令和元年度 収支
収入の部:会費10.5百万円、広告収入3.1百万円、寄付金1.2百万円、雑2百万円。計16.8百万円。
支出の部:本部事務所の維持費3.9百万円、日研ニュース発行費4.2百万円、会員名簿発行費1.8百
     万円、放流費1.6百万円、本部大会補助0.7百万円、地区大会補助0.5百万円、賞品・賞
     状・記念品代1百万円、予備費執行(見舞金、釣フェスタ)0.2百万円、雑(日研グッ
     ズ購入、各部運営など)2.1百万円。計16百万円→結果として0.8百万円の入超。
新型コロナ禍の令和2年度 収支予想
収入の部:会費9.6百万円、広告収入2.6百万円、寄付金0.1百万円、雑0.7百万円、計13百万円。
支出の部:本部事務所の維持費3.9百万円、日研ニュース発行費3百万円、会員名簿発行費1.9百万
     円、放流費1.8百万円、本部大会補助0.1百万円、地区大会補助0.4百万円、賞品・賞状
     ・記念品代1.1百万円、予備費執行(釣フェスタ)0.1百万円、70周年記念事業費0.8百
     万円、雑(日研グッズ購入、各部運営など)1.9百万円。計15百万円。→2百万円の出
     超。但しここで、日研70周年にあたり、記念品のための予算を執行したことを考慮いた
     だきたい。また、これも既に執行済みの、在庫発注および地区大会補助等を来年度へ繰
     り越し=来年度は減少の形で反映すると、実質0.4百万円の出超でとどまります。
 解説
 令和元年度からの繰越金は7.7百万円あり、新型コロナ禍に襲われて広告収入および寄付金収入
が減る中でも「日研の収支は安定を保っている」と評価できましょう。全ては、会員の皆さまが納
めてくださる年会費のおかげです。一方、上記にあるとおり、会費収入の多くが固定費である事務
局維持費、日研ニュース、会員名簿に割かれています。すなわち、行事中止に伴う会費の返却は難
しい状況にあります。
 なにより、行事に対して本部より補助金を拠出しているのは、スポーツ庁長官杯、環境大臣杯
(団体トーナメント決勝)、農林水産大臣杯の3冠大会、冠取得を目指している個人ベストテン決
勝および総会翌日に開催される地区懇親釣会の5大会に過ぎず、その他の中央の行事は日研ニュー
ス掲載の収支報告にあるとおり「全て独立採算」で運営されています。また、地区の行事について
は、補助金を拠出したうえで、運営は全て各地区にお任せしています。此の事情は是非ご理解くだ
さい。
 では、固定費を削減して会費の返却に充てることが出来るのか?私たちも此の問題に無関心なわ
けではありません。此れまでも、執行部内および常任理事会をはじめとする会議の中で検討を重ね
てきました。その結果、@本部事務局を都内に間借りし、専門の事務局員を置くことで日研の会員
への便宜がスムースに図られている。A本部事務局の今一つの重要な意義は、執行部および各部活
動の会議場所、大会の準備や機材・賞品等の倉庫、日研創立以来の資料・記録の保管庫としての機
能にある。B日研会員にはPCやスマホを好まぬ高齢者も多く、何回か調査をしても大勢は紙媒体で
の日研ニュースおよび名簿の発行を支持するものである。との結論に達し、現在に至っています。
中でも、コスト削減(平成31年度/令和元年度において発行費用と広告収入の差額は3百万円)に
つながる「日研ニュースおよび名簿の電子化(HPへの掲載)」は毎回のように、広報部長より常任
理事会(理事会上程の議案を審議するフリーディスカッションの場)へ提案していますが、会議参
加の常任理事より多数の賛同を得られていない、すなわち理事会での審議や採決に至っていないの
が現状です。斯様な経緯から我々執行部は当面、現状の運営方針が大多数の会員に支持されている
と認識し、今日に至っています。

 今後について
 以上が日研組織運営の実情ですが、今一度冷静に眺めて参りますと、もちろん会費収入の相当な
割合を消費してしまう固定費は大きな問題であり、特に今後、高齢化に伴う会員減少が続くと財政
破綻を引き起こすことは必定と認識せざるをえません。しかしながら一方で、この愛すべき「へら
鮒釣り」を若い世代に継承して行くためには、手前味噌になりますが、我が日研のような社会的に
も評価される由緒正しき組織が必須であり、そのためには「何等かの方策を講じて経済的基盤を維
持していくことが求められる」ことも事実です。
 そこで、会員の皆様に改めてお願いがあります。是非、遠隔地で直接の参加は難しくとも、理事
会、常任理事会、支部長会等の場を有効に利用され、皆さまが抱いている疑問を率直にご提示くだ
さい。今回のような「新型コロナ禍で各行事が中止される中、一部の会費の返却を検討出来ないも
のか」との提案も歓迎なのです。あるいは公式の場でなくとも、支部の例会や会合、地区の行事や
役員会などで議論いただき、それを会員の皆様に“近い”理事や常任理事に託していただくことも
手段の一つと思います。
 我々執行部では日研ニュースや日研Website(ホームページ)で運営方針や活動内容をお伝えし
て参りましたが、それでは不充分、一方通行である、意見を気軽に申し述べられる環境がない、等
々のお叱りや不平不満を耳にする機会が増えて参ったように感じております。「カワウ問題への具
体的活動方針が聞こえてこない」「池の水をかいぼりし、へら鮒を国内移入種として駆除するTV番
組に抗議しないのか」「著名釣り場がブラックバスの釣り人に乗っ取られて平気なのか」「自然災
害で被災された会員や釣り場関係者に冷たい」等々。
 日研は皆さまが思われる以上に民主的な組織です。会則を読んでいただければ自明ですが、常任
理事会、地区長会、支部長会等で出た案が、理事会で審議および採決され、日研の運営を決めてい
く規則となっています。意外に思われるかもしれませんが、実は我々執行部および実務にあたる常
任理事は全くのボランティアスタッフで、理事会での議決権を持っていないのです。理事会こそが
日研の国会、日研で一番力を持っているのは各支部の理事なのです。
 頂戴したご意見、課題に関しましては、必ず会議の場で審議させていただき、重要案件は理事会
の議題として取り上げ、結果をご報告します。我々は皆さまの叱咤激励に応え、より理想的な組織
として日研を維持、発展させたいと願っています。
 今後とも宜しくお願い申し上げます。
                                    理事長 遠藤克己
 
令和2年度企画部懇親釣会 2月11日(祝)真嶋園
参加:36名
順位 役 職 氏 名 支部名 釣果(Kg)
1 企画部部員 池田 隆司 取手 23.800
2 企画部部員 石崎 肇 浮藻 21.800
3 企画部副部長 近藤 隆之 岩槻 21.400
4 企画部副部長 坂巻 茂夫 東葛 21.000
5 理事長 遠藤 克己 赤坂 20.600
6 相談役 松井 修 若竹 20.000
7 企画部副部長 鈴木 義弘 草松 19.500
8 企画部副部長 竹野谷 重光 浮藻 19.200
9 企画部副部長 寺嶋 経二 浦和 18.800
10 渉外部長 若狭 賢三 川越 16.400
11 本部事務局 吉田 信之 青空一竿 16.000
12 総務部長 北林 輝政 築地 15.600
13 企画部副部長 関 正一 千葉 14.600
14 山梨地区 渡辺 幸一 富士五湖 14.400
15 相談役 高橋 信吾 若竹 14.200
16 企画部副部長 阿川 眞治 13.800
17 相談役 安齋 正弘 結城 12.600
18 副理事長 成田 和也 浮藻 12.400
19 特別会員 小池 康典 若竹 12.200
20 企画部副部長 横山 菊雄 墨田 12.000
20 企画部副部長 川島 利弘 上野 12.000
22 企画部副部長 菅澤 博雄 佐原 11.800
23 企画部副部長 沢野 勝行 目黒 11.200
24 相談役 高野 一 甲府 11.000
25 企画部長 植原 亨 岩井 10.400
26 企画部副部長 平 芳明 立川 10.200
27 相談役 大木 宏二 池上 9.400
27 山梨地区 数野 順久 甲斐 9.400
27 企画部副部長 齋藤 丈二 千葉 9.400
30 相談役 井上 利夫 八王子 8.400
30 経理部長 高橋 毅武 大森 8.400
30 相談役 小堀 義雄 文京 8.400
33 企画部副部長 久保 達彦 浮藻 7.400
34 一般 西宮 志津子 一般 7.200
35 企画部部員 西宮 清 赤坂 6.200
36 山梨地区 石合 定則 甲斐 5.800
 
2019年度 AOY最終結果
◎中央の部
順 位 氏 名 所属支部 点 数
1 高柳光雄 八街 86
2 佐竹喜仁 64
3 石崎 肇 浮藻 56
3 石川和人 浦和 56
5 橋本輝舟 群馬太田 54
6 吉田健一 成増 43
7 黒川 誠 みずほクラブ 39
7 大野忠雄 八街 39
9 斉藤宏一 38
10 浜田 優 個人会員 37
11 石毛孝一 あずま 36
12 大久保隆司 青空一竿 35
12 野口喜律 個人会員 35
12 内島康之 個人会員 35
15 小林 達 赤坂 34
15 田上 弘 取手 34
17 早川浩雄 個人会員 33
17 五島之夫 個人会員 33
17 池田隆司 取手 33
20 新井森男 取手 32
20 原田雄一 静岡静水会 32
22 八木英一 佐原 30
22 松岡芳則 立川 30
24 山口伸一 個人会員 29
24 石淵敏彦 29
26 阿川  真 28
27 長島 清 紫水会 25
27 橋本孝彦 浦和 25
27 山口和夫 群馬大田 25
30 戸張 誠 個人会員 24
30 西宮 清 赤坂 24
30 熊木正勝 浮藻 24
30 羽深一弥 上越 24
30 田中 誠 成増 24
35 牛山成二 浦和 23
35 篠塚 清 岩井 23
35 酒造田信義 千葉 23
35 杉山三善 結城 23
39 鈴木幸男 あゆみ 22
39 尾形達郎 池袋 22
39 金子義雄 久喜 22
39 茂木昇一 個人会員 22
39 野辺昌弘 結城 22
44 金岡良夫 小見川 21
44 吉楽俊男 取手 21
44 川上岩男 八街 21
47 櫻井直樹 赤坂 20
47 小更和巳 岩井 20
47 赤堀 健 静岡静水会 20
47 安齋正弘 結城 20

◎地区の部
順 位 氏 名 支 部 点 数
1 藤田恒雄 いわき 51
2 綿貫千晃 長野中央 33
3 赤堀 健 静岡静水会 32
4 坂本孝明 金沢 31
4 後藤魚真 筑後川 31
4 小野澤誠 長岡 31
7 山本達雄 富士五湖 30
8 小池吉雄 加茂 29
8 勝山 正 新津3H 29
10 浜田正広 愛知峰春 28
10 土屋吉広 山形銀友 28
12 坂本貴将 三沢木崎野 27
13 坂田裕幸 新発田 26
13 蹴揚敏男 三沢木崎野 26
15 西村清春 福井 24
16 石川泰大 上越 23
17 小原泰則 宮城阿武隈 22
18 佐藤明弘 秋田鷹巣 21
18 根本芳春 いわき 21
18 菊池 昭 宮城阿武隈 21
21 浅場紀人 静岡静水会 20
21 毛利次雄 松本葵 20
21 浅沼英夫 山形飛びぬけ 20
24 牧野陽充 秋田中央 19
24 江川辰也 岩手江刺 19
24 細川 弥 静東 19
24 河野和義 筑後川 19
24 浪岡岩男 三沢木崎野 19
29 近藤茂樹 いわき 18
29 石川博巳 岩手盛岡 18
29 酒井清明 小松 18
29 成澤 進 長野中央 18
33 小松 進 秋田大曲 17
33 大沢 良 秋田三輪 17
33 池田雄次 富士五湖 17
33 小林睦人 富士五湖 17
33 大友 弘 宮城阿武隈 17
38 近藤影水 三条 16
38 近藤裕雅 名古屋蓬左 16
38 高橋敏裕 福井明釣会 16
41 増田直樹 愛知峰春 15
41 神 才以 青森 15
41 柳谷秀雄 青森 15
41 保坂常男 秋田中央 15
41 日下康彦 岡山 15
41 戎末光彦 岡山 15
41 我妻一也 仙台まこも 15
41 斉田隆一 長岡 15
41 前田俊道 博多 15
41 牧野和幸 福井明釣会 15
41 斉藤直樹 北海道道北 15
41 蛯名直美 三沢木崎野 15
41 佐藤峰男 水沢中央 15
41 佐藤勝夫 宮城岩沼 15

◎支部の部(中央の部)
順 位 支 部 点 数
1 八街 166
2 144
3 取手 140
4 赤坂 110
5 成増 108
6 浦和 104
7 佐原 100
8 あずま 90
9 84
10 浮藻 80
※ 11月26日現在。ご自身で把握する点数と差異ある場合、至急広報部・吉本までお知らせ
 ください。
 
イベント参加費の振込口座の変更について
 大会参加費の振込先が平成31年度より変更となりました。
 詳細は次の通り。
(ゆうちょ銀行)
(店番)〇一八(ゼロイチハチ)
(預金種目)普通預金
(口座番号)9324889 ニホンヘラブナツリケンキュウカイ
 
令和3年(第50期)放流協賛金(放流バッジ)のお願い
 今年度は、10月11日(日)の北海道地区を皮切りに、12月29日(土)の三名湖・大郷戸タムまで、全放協分9,386kg、全放協委託分36,372kg、日研分2,970kg、日研委託分8,556kgの合計57,287kgを全国の湖沼に放流する予定となっています。
放流協賛金(放流バッジ)1個:1,500円
なお、放流バッジ送付は11月に入ってからになりますのでご了解願います。

申込先:全日本へら鮒放流協議会 〒135-0004 東京都江東区森下1−18−7
                              日修ビル2F
TEL:03-3846-5077 FAX:03-3846-5113
E-mail:zimukyoku@nikken-web.net
必要記載事項:氏名、郵便番号、住所、電話番号(携帯)、必要個数
 
特報「三島湖 石井釣舟店」について
 長年お世話になっている石井釣舟店について「廃業するのでは」との噂が流れ、多くの釣
り人たちが心配しています。今回、同店より下記の連絡を頂きました。
 廃業はしません。来客数が少ない中、バス釣りの客数がへら鮒釣りの客数を上回る現状を
踏まえ、平成30年度より営業形態を変更して継続します。すなわち、例会だけでなく、個人
客も「完全予約制」となります。事前に電話連絡のうえ、ご来店くださるようお願いします。
 もちろん、夏季大会の際は出舟の舟宿となります。
 なお、1月1日(月)〜1月3日(水)は休業します。
 平成30年度からは、電話予約をしないと…石井釣舟店は扉を閉めています。皆さま宜しく
お願いします。
(総務部長:北林 輝政)
 
傷害保険加入のお知らせ
 日研本部では、今年度から中央の部の本部主催の釣りイベントに当日限りの傷害保険に加
入することとなりました。
 対象期間はイベント当日の午前0時から午後12時までの24時間で、ドアtoドアノの釣行中
の傷害のみ対象となります。
 対象者全員の氏名を後日、保険会社に届けなければならないため、早上がりをする場合は
必ず検量カードに氏名を記載して、日研本部に提出してください。
死亡:50万円、入院日額:2,000円、通院日額:1,000円、手術入院時:20,000円、
手術外来時:10,000円
連絡先:損害保険ジャパン日本興和株式会社 代理店 中澤 岳(090-3533-4086)
 
各支部・各地区の広報担当者へのお願い
 日研のホームページに掲載する記事の写真ですが、JPGをワード文章に貼ると、編集の
加工で画質が著しく悪くなりますので、ワード文章やエクセルシートに貼らずに、JPGの
ままメールの添付ファイルとして送付してください。よろしくお願いします。
 なお、文章はエクセルではなくワードでお願いします。(エクセルは変換が大変です。)